小学生(低学年)向けの中学受験おすすめ教材-理科(3)

低学年用の理科教材としては、前回および前々回に紹介したものを、
繰り返しておけばいいかもしれませんが、本来、理科が対象としている自然世界は、
幅広くまたそれに対する研究も進んでいるので、その取り扱う内容が次々刻々変化しています。
 それゆえ、内容が複雑になることも多く、世間一般で言われるように、理科嫌いの子供たちが
増えてきているのも事実かもしれませんし、
受験科目のとしての理科を苦手としている人が多いのも事実かもしれません。
ですから、少なくとも低学年のあいだは、もう少し幅広く自然現象に興味を持てるものを
読んだ方がいいでしょう。
そこでお薦めするのが、「子供の科学」という月刊誌です。これは1924年に創刊された、
小・中学生を対象にしたやさしい科学雑誌です。
 自然科学のいろいろな事柄を身近なものから、最先端の研究成果まで優しく
解説してくれるほか、科学の面白さや物作りの楽しさを自分で経験できる実験・工作の
記事もあり、理科というものに対する興味が養えます。
小学1年生や2年生のお子様なら、ご父兄の方が読んで説明してあげたり、
ご家庭で共通の話題として、話し合うのも一法でしょう。
実際、大人が読んでも面白く、また今まで全く知らなかったことも数多く掲載されています。
中学受験のためだけでなく、理科が好きになるひとつの方法として、
一度ご家庭で読まれてみてはいかがでしょうか。

子供の科学 2015年 09月号