中学受験に向けての低学年の過ごし方(1)

中学受験をするためには、いつから本格的な勉強をすればいいのかとかいつから塾に行かせればいいのかとよく相談をうけることがあります。
しかし、お受験で私国立の小学校に入学したお子様の場合は、低学年の間は、ゆっくりさせてやりたいと考えられるケースも多く、また公立の小学校に入学させたご家庭の場合は、将来的には進学塾に入れて中学受験をさせたいがまだそんなにあわてなくてもいいと考えられておられる場合が多いのが現状です。
この時期、とくにスイミング・サッカー・野球・ピアノ・バレー等「体力づくり」「おけいこ事」に打ち込まれるお子様も多いようです。
ただし、中学受験準備という観点から考えますと、この低学年(1年から3年ぐらい)を学校の勉強だけにしておくと、いざ3年ないし4年ぐらいに入塾テストを受けさせた場合、なかなか入塾最低点が取れないケース、あるいはかろうじて入塾できても、塾のスピードについていけないケースが出てきます。
私国立の小学校の場合は、常に進学塾入塾を前提としているわけではありませんが、ある程度ハイレベルなテキストを使って指導しているケースも多く、特に算数・国語の基礎学力については、比較的反復学習ができており、一定の学力レベルを確保出来ているようですが、公立の小学校の場合、カリキュラムにそった指導はなされているのですが、反復回数が不足しているため、中学受験を考えられる場合、ご家庭で基礎学力アップのための方策を講じる必要があります。