中学受験に向けての低学年の過ごし方(2)

 中学受験を低学年から準備する一番手っ取り早い方法は、低学年用のクラスのある進学塾に通わせるということです。特に大手の進学塾では、少子化が進む現在、出来るだけ低学年から自分の塾に囲い込みたいと考えていますから、たとえ入塾テストがあっても、よほどのことがない限り入塾できます。
低学年からの入塾だと、塾にとっても算数や国語の基礎学力をつけさせることが十分可能だからです。
また、低学年ですと通常算数・国語の2科目で、授業回数も週2回程度ですから、ご家庭にとっても、通わせることに対する負担はまだ少なくて済みますし、家庭学習としても、最低限塾の宿題をさせることを習慣づければよいので、何をさせればいいのかという重要なポイントについてあまり悩む必要はないと思います。
 小学校受験を経験されたご家庭の場合、小学校入学後も、手綱をゆるめることなく、進学塾の低学年クラスに行かせるという選択をされるケースは多いようです。せっかく小学校受験で身に着けた学力をそのまま維持しながら中学受験に向かわせることができるからです。また小学校受験の塾の中には、小学3年生まで引き続き面倒をみて、少なくとも中学受験の4年生レベルぐらいまで指導してくれ,中学受験塾への橋渡しをしてくれるシステムをとっている塾もあります。