算数の受験に不可欠なのは、一行問題・および四則計算の演習です。進学塾では本科テキストに加えて、塾独自で編集した計算演習テキストがあるのですが、市販の場合、従来のテキストは「これだけで十分」というものが少なかったように思われます。そのような状況の中で、従来お薦めしていたのは、
「計算問題の特訓 小学算数 改訂新版」
という一冊です。1982年の初版発行以来、改訂されながら、現在もまだ出版されている「応用自在の特訓シリーズ」の１冊です。前半は四則計算、後半は中学受験のほぼ全範囲の１行問題になっています。解答は、やや難しい問題については「考え方」というのがついていますので、標準レベルの中学受験生であれば、十分問題集として使えそうです。
しかしながら、最近「下剋上算数 基礎編 」「下剋上算数 難関校受験編」
という２冊の問題集が発売されました。
これは、「下剋上受験 」「桜井さん、うちの子受かりますか？」
で評判の、著者桜井信一氏と進学塾「馬渕教室」がコラボして出版された、
算数の一行問題および計算の問題集です。従来の問題集に比べて、詳しい解答と
著者がご自分のお子さんの中学受験を指導された時に考えられた受験に必要なノウハウが
詳しく掲載されています。
実際に馬渕教室で使われている問題集がベースになっており、
効率よく段階的に進めていけるよう、質量とも無駄のない問題の選び方がなされていますので、
家庭学習される場合にも、受験までの高学年用の四則計算・一行問題用テキストとしては
この２冊で十分でしょう。
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下剋上算数 基礎編 (中学受験テキスト)[本/雑誌] / 桜井信一/板書 馬渕教室/問題・解説 価格:2,160円 |
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価格:2,700円 |
